Antarctica~南極~もう秘境でない美しい地球の果てへ
2010Sep29~Oct11新宿ペンタックスフォーラム
南極は世界の果てだと思っていた。実際、世界の果てなのだけど。
でも行ってみて感じたことは、実は人間にとって生きるのが厳しい環境なだけで、海洋動物にとって南極の海は楽園だったりすること。
多くの魚が住み、豊富な食物連鎖が海中で展開されている。
確かに人が住むには厳しい場所だとは思う。それ故に手つかずの自然が残っている。
とはいえ現実的には、これまでの調査基地などの廃棄物で少なからず自然破壊されてしまっているのだけど。
とはいえ、大半は太古に近い状況にあるのだろう。
神様が降りてきても不思議ではない開けた視野が広がる中、あらゆる色に変化する空。
海も時にモノトーンであり、時に鮮やかな青や赤を写し込む。
自然とは、声も出ないほど豊富な色彩に変化できるものだという事を認識させてくれる場所であり、
自然と共にあるべきと理屈でなく感じさせてくれる場所が南極だと思った。
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